2021年7月29日木曜日

ツール・ド・フランス 2連覇までの道のり

第108回ツール・ド・フランスにおいてUAEチームエミレーツのタデイ・ポガチャル選手が見事二連覇を達成しました。しかも昨年に続き総合優勝(マイヨジョーヌ)に加え、山岳賞(マイヨアポワ)、新人賞(マイヨブラン)の三賞も連覇という偉業です。

 6月26日に開幕したレースは序盤から波乱含みで、大規模な落車の連続で多くのライバルが去っていきました。

その中でポガチャル選手は冷静に、そしてクレバーにレースを進めました。まず第5ステージのTTを圧勝しライバルを大きく引き離しました。また第8ステージでは、一級山岳ロム峠でアタックしメイン集団から抜け出すと、アウターリングを踏みながら凄まじい勢いで駆け上がりました。他を圧倒する走りは皆様の脳裏に鮮明に焼き付いていることと思います。
同ステージでは優勝こそ逃したものの、ライバルから3分以上のアドバンテージを取り、早くもマイヨジョーヌを獲得します。




第11ステージのモンヴァントゥなど、見応えのあるステージが続く中で、ポガチャルは安定した走りをみせジャージを守り続けました。

そしてフランス革命の日にあたった第17ステージは、後半60kmに3つの難関山岳が組み込まれ、今大会最も厳しいステージと呼ばれたピレネー決戦でした。ポガチャル選手はラスト8km地点からアタックを仕掛け、ヨナス・ヴィンゲゴー選手(ユンボ・ヴィスマ)とリチャル・カラパス選手(イネオス・グレナディアーズ)とのせめぎ合いは今年のハイライトの一つになりました。レース後半、そこまで貯めていたパワーを解放し、残り100 mで猛然とスプリントをかけライバル2人を突き放しフィニッシュゲートを突き抜ける圧巻の走りをみせました。




今年のコルナゴの機材供給体制は、全選手V3-RSに統一しています。そしてV3-RSは一昨年の登場以来、数々のワールドツアーレースで勝利を量産しています。また今年のツールの山岳ステージなどではポガチャルがリムブレーキのフレームを選択し、記録的な活躍を見せました。これはバイクの特性を見事に活かした好事例です。

ポガチャル選手は、まだ22歳という若さで連覇達成を果たし、既に王者の風格をまとっています。しかし、チームの登録選手である8名全員が最終ステージまで完走したことはチーム力アップの証明であり、UAEチームエミレーツとしても、今後更なる活躍に期待がかかります。



皆様には、これからもより一層のご声援をよろしくお願い申し上げます。

◾️V3-RS
Link→V3-RS 製品ページ
*スペック等の詳細は製品ページをご覧ください。