2016年2月19日金曜日

エンデュランスロードで気の向くままに 〜CX-ZEROシリーズによる琵琶湖1周ロングライド〜

人気の2モデルで湖畔を眺め、風光明媚な街も散策。コルナゴのラインナップの中でも振動吸収性が良く、ロングライドを得意とするCX-ZEROシリーズでの琵琶湖1周旅の様子をお届けします。


今年は暖冬だからひょっとして琵琶湖1周できるんじゃない?というスタッフの声もあり実施することとなったビワイチ企画。ライドの1週間前には寒波が訪れた日本列島でしたが、当日は雲ひとつない快晴に恵まれ気持ち良く湖畔を眺めながら走ることができました。


冬から春にかけてのライドで最低限押さえたい装備のポイント

気温が10℃前後でも、走っているとそれなりに汗ばむもの。冬の冷たい風や突発的な雨や雪に備え、防風性と保温性のあるアウター用意し、状況に応じてこまめに使用するのがベターです。

冷気が首元から入らない様に、ネックウオーマーの着用は必須。今回は真冬ではないので薄手の素材で対応。 つま先が冷えるのを防ぐためと、足首が適度に固定されることによりペダリングの安定感に貢献するのがシューズカバー(ロケ当日は気温が高かったため使用しなかった)。
ホットクリームを腕や腰、足全体に塗ることで保温効果を高める。


琵琶湖大橋からいざ北上

今回は、琵琶湖大橋を起点に琵琶湖を1周します。琵琶湖の東西を行き来する所要時間の短縮、観光の促進を目的として1964年に開通した橋で、琵琶湖大橋有料道路として車両には通行料がかかりますが、自転車や歩行者は無料です。

今回は歩行者が全くいなかったこともあり、「自転車通行可」の標識のある歩道を走行。橋の中央部には小さな展望スペースがあり、比良山系を眺めることができる。

橋の総延長は1.4kmで、ロードバイクだとあっという間に渡り切る。走行中は景色に見とれず、安全な走行を心掛ける。


琵琶湖大橋を渡ってすぐに始まるサイクリングロード。道幅にも余裕があり、初心者でも安心して走行できます。


10kmほど走るとオートキャンプ場が点在。砂地がまるで海を思わせる。彼方にそびえる山々の頂には雪が積もっている。



長浜市内でランチと市内散策

琵琶湖大橋から走ること2時間。距離にして55kmで長浜市内に到着。同市は社寺仏閣、戦国時代の史跡など多く点在しており関西では有数の観光地です。ロングライドのエネルギーとなるのは炭水化物!ということで、地元でも有名なカレー屋さんでランチタイムを。


滋賀県長浜にあるくつろぎカフェ carry room(キャリールーム)で、こだわりのキーマカリーを。長らく放置されていた倉庫をナチュラルな空間にリノベーションした店で、たくさんのグリーンやさり気なく飾られた雑貨、クリーム色の壁などで彩られた、居心地のいい空間が広がる。元パティシェ夫妻が作るスイーツもオススメ。
*Link → 公式サイト

羽柴秀吉が初めて城持ち大名となって開いた城下町、長浜。江戸時代には大通寺の門前町や北国街道の宿場としても栄え、現在でもその町並みを活かした黒壁スクエアはガラス工芸を中心としたショップや工房のほか、郷土料理が楽しめるお店などが軒を連ねる人気のスポットとなっている。現存する日本最古の駅舎や長浜盆梅展が開催される慶雲館など明治の建築物も残り、ノスタルジックでモダンな町並みにも出会える。


幻想的な景色が待つ「湖北地方」へ

長浜市北部にはスキー場があり、琵琶湖1周ライドのコース上にも例年積雪があります(今年は暖冬で積雪ゼロ)。奥琵琶湖と呼ばれるエリアの湖畔路は静寂の中に琵琶湖の雄大さを感じることができ、一見の価値あり。休憩は、ランチ休憩を取った長浜市から約30km走った国道8号線にある道の駅「塩津海道 あぢかまの里」がお勧めです。

琵琶湖大橋からサイクリングロードをひたすら北上してきて、一旦国道8号線で一般道路と交差。交通量が多いため県道514号線へ迂回。

奥琵琶湖を眺める絶景ポイント。トンネルを抜けた先に広がる世界はまさに圧巻。四季折々の表情を見ることができる。


風が吹けば遮るものがないほどの、奥琵琶湖の壮大な景色を堪能。



全行程が150kmにもおよぶ琵琶湖1周ライド。コースは、左手すぐに湖を眺めながら走る反時計周りがお勧めです。サイクリングコースへの誘導板が見やすく掲出されており、初めてコースを走られる方にも安心。注意点としては、日差しを遮ることができないため、真夏の炎天下での熱中症に注意していただくこと。周回コースのため途中でコースをショートカットができないなどがあります。1泊2日ののんびりサイクリングなどもオススメ。


ロケは、8時半に琵琶湖大橋をスタートして長浜市でランチ。景色を眺めながらの150km後半はあまり休憩をせず、夕日に向かって走った形となりました。3月から5月にかけては特に、琵琶湖ライドをするには絶好の時期。是非、無理のない行程でライドをお楽しみください。


今回使用したエンデュランスロード「CX-ZERO」シリーズの全貌

両モデルともフレームのチェーンステイ部分をアーチ状にして振動吸収性を高めている。しなやかさではカーボンモデルのCX-ZEROのほうが優位に立つが、アルミのごつごつ感がなく路面追従性の高いアルミモデルのCX-ZERO Aluは下りのコーナーリングの安定感が高い。

CX-ZERO Link → スペック等詳細
フルカーボンモノコック製法で軽さを追求しつつ、高い安定感を確保するためにホイールベース、ヘッドチューブをスタンダードジオメトリーから延長した。弓なりのチェーンステイが独特のしなりを生み、ライダーの疲労軽減に一役買っている。
使用車体Size:520S、使用車体Color:BRRD(レッド)


CX-ZERO Alu Link → スペック等詳細
カーボンモデルのCX-ZEROのデティールをほぼ踏襲し、アルミバイクとして登場。2015モデルとして発売し、爆発的な人気を誇る。2016モデルではカラ-バリエーションを5種類として幅広くファンの期待に応えている。女性にも扱いやすい400Sサイズもラインナップに加わった。
使用車体Size:480S、使用車体Color:LAGB(ローザ)


ヨーロッパの悪路(石畳)走行も考慮してクリアランスが大きく設けられているのがCX-ZEROシリーズの強み。今回は28Cのタイヤを装着し快適に走行した。
使用タイヤ:パナレーサー レースA エボ3 28C 
*Link → パナレーサー製品ページ



今回の記事で使用した製品
 ♦ バイク : COLNAGO
 ♦ サイクルジャージ : PARENTINI
 ♦ アンダーウェア : OUTWET
 ♦ シューズ : Lintaman


※この記事で紹介しているスポットや情報は2016年2月時点の取材に基づいています。
※自転車での走行時は、交通法規を厳守するとともに交通マナーにもご配慮ください。